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凡人の感想

 「総理経験者が今さら何で都知事選に?」「原発に危機感を持つ気持ちは分かるけれども、どうも理解出来ない」「奇人・変人の本領発揮だね」などと訝る意見が交錯し、巷の話題になっている。もっともこうした不可解とも思える行動は、現役時代から細川・小泉お二人の持ち味だったような気がする。細川さんの突然の総理辞任(94年)、また突然の議員辞職(98年)。小泉さんの「自民党をぶっ壊す」発言、郵政民営化法案が自民党内の反乱によって参議院で否決されるや衆議院を解散した手法(05年)などを思い起こす。その都度、凡人は戸惑うばかりであった。
 言うまでもなく東京都知事には、原発立地県の知事のように再稼動の判断に影響を及ぼす直接の権限はない。原発政策決定の権限が、あたかも都知事にあるような発言は理解し難いものがある。だが、お二人には深謀遠慮があって、全く違った観点から政治へのアプローチを考えているのではないか、と想像したりする。例えば、自民党一党優位体制と野党の存在感の著しい低下という政治の現状に危機感を持ち、東京から政党政治を突き動す契機を創ろうとするなら、大いに意義のあることかも知れない。
 今回もまた凡人は、お二人の行動にあれこれ想像をめぐらすばかりである。
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